1972-11-07 第70回国会 衆議院 予算委員会 第4号
あなた方はいわゆる中曽根防衛構想を捨てていない。捨てていないから——中曽根さんそこにおられますが、私は中曽根当時の長官とやり合ったから覚えておる。中曽根さんはこうおっしゃったのですよ。三次防までは単なる装備計画である。しかし、今後は防衛構想に基づく装備でなくてはいけない。その防衛構想は、長期の、十年間ぐらいの構想にしたい。その前半の五年を新防衛力整備計画としたい。最初は四次防とは言わなかった。
あなた方はいわゆる中曽根防衛構想を捨てていない。捨てていないから——中曽根さんそこにおられますが、私は中曽根当時の長官とやり合ったから覚えておる。中曽根さんはこうおっしゃったのですよ。三次防までは単なる装備計画である。しかし、今後は防衛構想に基づく装備でなくてはいけない。その防衛構想は、長期の、十年間ぐらいの構想にしたい。その前半の五年を新防衛力整備計画としたい。最初は四次防とは言わなかった。
中曽根防衛構想に基づいて新鋭機種が選ばれた。ところが、中曽根防衛構想が御破算になって、三次防の単なる延長といいながら、中曽根防衛構想と結びついた新鋭機種だけはひとり歩きしているのです。いいですか。 それで私は総理大臣に言っておきたいのです。あなたは本会議場で、わが党の成田委員長の質問に答えて、安全保障は観念論ではだめだとおっしゃいましたね。
もしそうであるならば、AEWを完備されないということになれば、中曽根防衛構想は破たんすることになりませんか。